防水工事

ゴムシート防水

　　　　　　　　　　　　　

ゴムシートを重ね合わせてつないでいく防水工法です。伸縮性のあるシートを使うため、建物の構造を選ばず施工ができ、軽量であるためにコストも安価です。約12～15年という比較的長い耐久年数を持っていますが、シート自体が薄いため衝撃に弱いなど、接合部分の接着剤の耐用年数を考慮しなくてはいけません。

寿命

12～15年程度 （6年～7年ごとにメンテナンスが必要）

用途

屋上

塩ビシート機械固定防水

　　　　　　　　　　　　　

塩化ビニールシートを使用し、工場で作られたシートなので品質は安定していて、仕上がりはとても美しいです。入隅コーナー部、防水端末部にシート鋼板をドリルで固定して塩ビシートを接合する工法で、躯体にシートを接合しませんので、躯体の亀裂・振動や目地の挙動等の影響を受けることはほとんどありません。下地の撤去が不要で、調整の必要もほとんどないため、改修工事に適しています。

寿命

15～20年程度 （１５年間メンテナンスフリー）

用途

屋上

ウレタン防水

　　　　　　　　　　　　　

ウレタン防水は塗装を行うことによる防水工法です。下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られる為、屋上をはじめとした各種部位への防水に適しています。比較的、安価というメリットがありますが、塗膜の耐久性が低いため、定期的にトップコートの塗り替えをすることにより紫外線劣化にも長期間耐久性を保ちます。

寿命

10～13年程度（6～7年ごとにメンテナンスが必要）

用途

あらゆる箇所

FRP防水

　　　　　　　　　　　　　

FRP防水は、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませて強化した防水膜（FRP:繊維強化プラスチックス）を使用しているため、防水工事の中でも軽量で非常に優れた耐久性を持っています。硬い材質でキズが付きにくく、キズが生じてもその箇所のみを補修することができます。

寿命

10～13年程度（6～7年ごとにメンテナンスが必要）

用途

主にベランダ

アスファルト防水

　　　　　　　　　　　　　

アスファルト防水は、「埋め込みタイプ」と「露出タイプ」に分かれます。埋め込みタイプは、屋上やベランダといった人が歩く場所に用いられます。露出タイプは、屋根裏などの人がほとんど足を踏み入れないような場所に多く用いられています。

寿命

15年～20年程度

用途

コンクリート建物の広い屋上